食べ合わせを考えて、腸の負担を減らそう
私たちは普段、食べ物から栄養を吸収しています。では、腸の活動が悪くなるとどうなるか?
そう、必要な栄養が吸収できなくなるのです。
すると、様々な不調が現れます。不眠、肌荒れ、頭痛や、はたまた腰痛まで、腸が原因で起こることがあるというのです。
実は、私たちの体は腸の働きによって大きく左右されているのです。
食べ物の消化速度と腸の関係
食べ物は、口から入って胃で消化され、小腸で栄養吸収が行われます。
そして、大腸で水分が吸収され、便として排出されます。
この一連の流れの中で、食べ物の種類によって消化のスピードは異なります。
腸の構造と働き
腸は、縦方向と横方向の2つの動きを持っています。
縦方向の動きは、食べ物を肛門に向かって送り出す働きがあり、横方向の動きは、栄養を吸収する働きがあります。
もし、腸内環境が悪化し、流れが悪くなると、栄養吸収がうまくいかなくなり、様々な健康問題を引き起こす可能性があります。
腸が詰まる原因と影響
腸が詰まる原因としては、一般的には食物繊維不足、水分不足、運動不足などが挙げられます。
しかし、近年では消化速度の早い食べ物と、遅い食べ物を同時に食べると、消化速度が劇的に遅くなることがわかってきました。
これが原因で腸が詰まるというのです。
- 消化の早い食べ物:果物、緑茶、トマトなど
- 消化の遅い食べ物::肉、多くの野菜、乳製品、米など
- 消化の普通の食べ物:コーヒー、油、わさびなど ※どちらに組み合わせてもOK
簡単に紹介するとこのようになっています。
また、腸が詰まると、以下の様な問題が起こることがあります。
- 便秘:便が腸内に溜まり、排便が困難になる
- 栄養不足:栄養がうまく吸収できず、肌荒れ、疲労感、免疫力の低下などを引き起こす
- 毒素の蓄積:腸内に毒素が溜まり、様々な病気の原因となる
乾燥肌
腸内環境が悪化すると、消化吸収ができません。すると、肌が栄養不足になり衰えてしまうのです。
それに、乾燥肌は遺伝ではなくて、多くの原因が腸の詰まりに関係があるとされています。
断食と腸の浄化
断食は、腸を休ませ、老廃物を排出する効果が期待できます。
しかし、腸内に大きな汚れが溜まっている状態で断食を行うと、汚れが一気に剥がれ落ち、激しい腹痛を伴うことがあり危険です。
なので、まずは食べ物の食べ合わせを見直し、少しずつ腸を綺麗にすることをおすすめします。
水と腸の関係
水は、老廃物を排出する上で非常に重要な役割を果たします。
しかし、腸が詰まっている状態では、いくら水を飲んでも毒素を上手に排出することはできません。
それどころか飲み過ぎはむくみの原因になります。
大切なのは水を摂取する量ではなく、腸がいかに効率よく水を使えるかなのです。
消化の遅い食べ物と早い食べ物を同時に摂るとどうなる?
近年では、消化の遅い食べ物と早い食べ物を同時に摂ると、消化が複雑になり、腸に負担をかけて流れが悪くなることがわかってきました。つまり、食べ物が渋滞するのです。
結果として、消化吸収される前に腐り、消化不良や便秘を引き起こす可能性が高まるのです。
著者、フランク・ラポルト=アダムスキーの「腸がすべて」
今回、腸のことを教えてくれたのはこちらの本です。
この本では、腸の健康がいかに大切か、そして腸の健康を保つための具体的な方法が詳しく解説されています。
詳しく消化速度の違う食材を知りたい場合は、ぜひ一読してみることをおすすめします。
個人的には健康のために食べていたトマトやレモン、はたまた緑茶まで食べ合わせ次第で腸の詰まりの原因になるなど夢にも思いませんでした。
少なくとも、食後のトマトジュースは辞めるべきだったのです。
トマト料理が好きな方にはショックな事実かもしれませんが、食事にそれほどこだわりが無い人には、ぜひおすすめできる健康法です。
まとめ
腸の健康は、私たちの全身の健康に深く関わっています。
食べ物の選び方や食べ合わせ、そして生活習慣を見直すことで、腸の健康を維持し、より健康な毎日を送ることができます。
もし、長年悩んでいた肌トラブル、腰痛がある方は、一度腸内環境を見直してみてはいかがでしょうか。
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